2003年08月03日 |
仁淀川流域の魅力発掘のため昨年秋から今春まで活動した「仁淀川お宝鑑定団」が、今度は民間非営利活動(NPO)法人「仁淀川お宝探偵団」として活動を継続することになり、吾川郡伊野町の天王コミュニティーセンターで2日、設立総会が開かれた。引き続き流域の情報収集、発信に力を入れる。 「―鑑定団」は昨年9月、県の職員提案事業の一環で仁淀川のPRを目的に発足。公募などで集まった県内各地の40人のメンバーが、寄せられた情報を基に300カ所を現地調査するなどして、3月に流域の「お宝地図」を発表した。 県による事業はそこでいったん終了したが、メンバーらが「せっかく軌道に乗ったところで解散するのは惜しい」と活動の継続を検討。約20人が発起人となり、NPO化した「―探偵団」で、より幅広い流域おこしに取り組んでいくことになった。 総会には発起人や関係者計約20人が出席し、定款や事業計画などを承認。理事長には仁淀川の石を使う彫刻家、生野宏宜さん=伊野町八田=を選出した。 今後は、引き続き「お宝」の調査活動を続け、バージョンアップした「お宝地図」を作る一方、「お宝地図」の移動パネル展や販売、流域親子ツアーの実施、PR誌の発行、「仁淀川芸術祭」(仮称)の開催などを予定している。 生野さんは「人々が生き生きと暮らせる仁淀川の再生に向けて、のんびりとだが確実に、歩みを進めていきたい」と話している。 【写真】「仁淀川お宝探偵団」の設立総会(伊野町の天王コミュニティーセンター) |