2003年07月09日


02年四国の一級河川水質 仁淀川2位、物部川5位

 国土交通省四国地方整備局は8日、2002(平成14)年に管内の1級河川で実施した水質調査の結果をまとめた。汚濁の度合いを示すBOD(生物化学的酸素要求量)値の比較で、穴吹川(吉野川水系、徳島県)が8年連続で1位。本県関係では、前回3位だった仁淀川が2位に、8位だった物部川が5位にランクアップした。

 調査は昨年中に、四国内の1級河川8水系の50地点で行った。本県の調査地点は物部川、仁淀川(支流=宇治川、波介川)、四万十川(同=後川、中筋川)、早明浦ダムの計15カ所。

 BOD平均値(1リットル当たり)のベスト5は(1)穴吹川0・5ミリグラム(2)仁淀川0・6ミリグラム(3)吉野川(徳島県)、那賀川(同)0・7ミリグラム(5)物部川0・8ミリグラム。ワースト3は(1)石手川(愛媛県)5・3ミリグラム(2)宇治川2・2ミリグラム(3)土器川(香川県)2・1ミリグラムだった。

 全体の環境基準値適合率は76・6%から74・5%に低下。水系別では物部川(前回100%)と仁淀川(同85・7%)が100%、四万十川(同50・0%)は75・0%で環境基準値に適合した。



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