高知新聞 2004年01月16日 |
一足早く「春」到来――。吾川郡伊野町沖田の休耕田で、50万本の菜の花が鮮やかに咲き誇っている。2・5ヘクタールにわたって広がる黄色いじゅうたんは見応え十分で、訪れる人の目を楽しませている。17、18の両日には、現地で「ふれあい菜の花まつり」(実行委主催)も行われる。 休耕田を有効利用しようと、平成2年度に地元住民が植え付けたのが好評を博し、この時季の風物詩として定着した。 今シーズンは昨年10月初めに種をまき、暖冬の影響もあって例年より早めに開花。今がちょうど満開で「花の数や背丈など今までにないくらいの出来」(実行委事務局)という。ここ数日は、日なたぼっこや散歩、写真撮影などに絶えず見物客が訪れている。 「―まつり」では両日とも農協や商工会などが地場産品、生鮮食品の店を出すほか、高所作業車を利用した空中展望、ビンゴゲーム、もち投げなど多彩な催しを準備。18日は紙すき体験、野菜の収穫体験も予定している。周辺では交通規制が行われる。問い合わせは同町産業経済課(088・893・1115)。 【写真】一面に広がる黄色が鮮やかな菜の花畑(伊野町沖田 |