高知新聞 2004年03月16日 |
仁淀川流域で環境保全活動に取り組むグループが集まって意見交換する「仁淀川 山と川と海の交流会」が14日、吾川郡伊野町波川の「伊野町かんぽの宿」で開かれ、活動の在り方や互いの連携などを探った。 仁淀川流域の資源を発掘し、その保全やPRに取り組むNPO法人「仁淀川お宝探偵団」と県が、住民レベルでの活動の活性化を図ろうと企画。物部川流域も含めてさまざまなグループから約50人が参加した。 アウトドアライター、天野礼子さんによる「川に訊(き)く」と題した講演の後、上流から下流までの6グループが活動報告。このうち、池川町の「池川の緑と清流を再生する会」は狩山川の近自然工法による自然再生の取り組みを、また土佐市宇佐町の「宇佐町環境衛生推進連絡協議会」は、EM(有用微生物群)活性液で川の浄化に地域ぐるみで取り組む事例を紹介した。 続く交流会では、参加者たちが自分たちの活動の悩みなども打ち明けながら、思い思いに意見交換。交流を深めるとともに、流域の保全に向けて意欲を新たにしていた。 【写真】仁淀川流域の環境保全で意見を交わした活動団体の交流会(伊野町かんぽの宿) |