高知新聞
2005年12月06日


市原さん(第四小)に環境大臣賞 水辺の風景画コン

 水辺のふれあいをテーマに全国の幼稚・保育園児や児童から募集した「水辺の風景画コンテスト」の入賞者がこのほど発表され、本県から高知市の第四小学校2年、市原未智さん(7つ)=同市上町3丁目=が環境大臣賞に輝いた。

 日本マリンスポーツ普及教育振興財団が海や川など自然環境への理解を深めてもらおうと、毎年行っている。4266点の応募から、市原さんの「川はみんなの遊び場」を含む4点が文部科学、国土交通、環境、農林水産の各大臣賞に選ばれた。

 市原さんは、以前訪れた仁淀川の思い出を作品にした。中央には、浅瀬に立ち両手ですくったカニをにっこり眺める市原さん。その後ろで子どもたちが生き物とたわむれる様子が鮮やかに描かれている。

 水面で揺れる夏の日差しを思わせる水の色を表現するのが難しかったそうで、「(受賞は)ちょっと駄目」と思っていたという。それだけに喜びもひとしお。「すごくびっくり」と目を輝かす。

 海や川の生き物が大好きで、「獣医さんになってイルカの病気を治してあげたい」と夢を語る市原さん。「もし私が魚ならみんなにいっぱい見てほしいから、川がもっときれいになってほしい」と笑顔で話していた。

 【写真説明】環境大臣賞に選ばれた「川はみんなの遊び場」

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