高知新聞記事より 仁淀高校 最後の体育祭 |
2009年10月11日08時37分 |
2010年度限りで閉校する高知県吾川郡仁淀川町大渡の仁淀高校で10日、最後の体育祭が開かれ、在校生28人に卒業生や地域住民も加わって、一緒に競技。大きな歓声が山里のグラウンドに響き渡った。 同校は生徒数の減少に伴い、11年3月末で閉校、佐川高校に統合されることが決まっている。仁淀高は体育祭と文化祭を隔年開催。最後の体育祭となることから、思い出に残るものにしようと学校側が、卒業生や住民に呼び掛け、約80人が競技に参加した。 開会式では生徒会長の鎌倉詩野さんが「夏休みから取り組んできたパネルや鳴子踊りをご覧下さい」とあいさつ。生徒2チームにPTAチーム、卒業生チームの計4チームに分かれて、棒倒しや騎馬戦、借り物競走などで熱戦を繰り広げた。「大綱引き」でも生徒たちが卒業生,PTAチームと力の限りの攻防。大歓声がグラウンドを包み込んだ。 生徒会体育部長の中川真君は「多くの人に参加してもらって盛り上がることができました」と充実感たっぷりに地域の人々に謝辞を述べていた。(青木一英) 【写真】騎馬戦では親子対決など真剣勝負が繰り広げられた(仁淀川町の仁淀高校) トップページ |