TVで印象的な姿いつか仁淀川へ

沖縄県南風原町 松 本 太 郎

私の住む沖縄には大きな河川がない。独特の地質、地形がこの小さな島にはあるが、おおらかな川が風景の中にない。時折、たゆたう川の流れを見つめて思索にふけりたくなることもある。
 以前テレビで、仁淀川を舞台に活躍しておられる方たちの紹介番組を見た。友人三人で飲食店を経営し、魅力的なカヌーツアーを企画し、友と川べりでキャンプをして夜を過ごし、こんな景色の中で友人とともに人生をおう歌する様子は、うらやましいだけでなく、見る者に勇気のような心強いものを与えてくれた。番組全編にわたって、おおらかな仁淀川の姿が映されて印象的であった。
 昨年の四国内一級河川水質、仁淀川が一位というニュースに触れ、あらためてあの印象的な仁淀川の姿が思い出された。まだ行ったこともなく、テレビで見ただけなのだが、何となく私は仁淀川を応援しているファンの気持ちである。
 沖縄から高知は遠い。しかし、テレビで偶然知っただけとはいえ、仁淀川の美しい姿は、私の気持ちにはりついている。いつの日か仁淀川の流れをこの目で見たいものである。そして、いつまでも美しいきれいな仁淀川であってほしいと願う。




上記文書は16年7月12日付高知新聞への「声ひろば」欄への投稿「TVで印象的な姿いつか仁淀川へ」
を松本さんご本人の了解を得て、転載させていただいております。
従って他のページへの転載は固くお断り致します。(平成16年7月20日 管理人)

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