困難を極めた秘境「石鎚山御来光の滝」探訪記録
「御来光の滝」探訪 平成16年8月28日
いつかは行ってみたいと思っていた仁淀川最源流部にある石鎚山御来光の滝。その夢がインターネットで知り合った「おいわさん」岩本さんのお陰で実現することができました。当初は7月31日を予定していましたが、台風接近のためやむなく8月28日に延期。しかし、今回も台風16号接近中のためやきもきしましたが、雨もほとんど降らず滝に行くことができ、無事に帰ってくることができました。
滝に行くのは相当大変なことだと覚悟はしていましたが、登山経験がないに等しく体力的にも衰えつつある私にとって、いざ実際に行ってみると想像以上に大変な行程でした。
6時に面河から石鎚山登山道に入るととたんに急峻な上り坂が1時間余り続きます。そして途中には朽ちかけた橋(はしごを横にしたような感じ)、濡れて滑りそうな丸太を並べただけの所など、もし落っこちたら命を落としてしまう危険性があります。
そして、愛大小屋の少し手前で石鎚登山道より分岐している滝に下る道は、笹の中を滑り落ちていくような獣道よりひどい道で、踏み跡と目印のテープだけが頼りの所が長く続きます。
滝の直前では、いつ切れてもおかしくない、ロープに命を預けて30メートル以上の沢(滝?崖?)たをほぼ直下に降ります
それから、10分あまりで10時過ぎに滝に到着。高知の自宅を3時30分に出ていますので6時間30分かかったことになります。
しかし滝を間近に見て、それまでの苦労も疲れも吹き飛びました。大きな岩に座り込むと滝から冷涼な風が吹いて来て癒してくれました。暫く無心状態で滝を眺めておりました。
1時間半余りを過ごした後、再び来ることはできないであろう滝を眼に焼き付け11時30分頃帰途に着きました。途中滝の上の谷川に立ち寄った後、今度は石鎚登山道への分岐まで1時間以上の急峻な道を上ります。
やっとの思いで分岐に辿り着き、これで後は楽かと思いきや、今度は急な下りに入って暫くすると膝が完全に笑ってしまいました。(笑)膝はもうガクガクです。3時15分頃登山口までたどりついてこれでやっと安心。おいわさんと別れて、自宅に着いたのは6時前でした。
御来光の滝のことをインターネットで調べていて、おいわさんの「出たがり家族のお出かけ日記」に辿り着き、是非滝に行ってみたいと思うようになりました。
滝に行くことの本当の大変さも分からずに、あつかましく同行をお願いした所「いいですよ」と引き受けて下さった「おいわさん」に改めて感謝致します。お陰様で一生の思い出の1ページを作ることができました。本当にありがとうございました。
おいわさんの今回の訪瀑記録はこちらをクリックしてください。
(御来光の滝登山に際して私の感じたこと)
迷った時や何かがあったら困ります。
1 1人では行かない。
2 大勢でも行かない。
3 時間に余裕を持って行く。
4 行った経験のある人に同行してもらう。
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御来光の滝全景(写真クリックで拡大
西森博と御来光の滝
石鎚スカイラインと真ん中右の方に駐車場が見えます。駐車場方向から見た写真は
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