御来光の滝 2007夏  2007年夏 御来光の滝から愛大小屋経由で石鎚山へ
8月18日、でたがり家族のお出かけ日記の「おいわさん」と「御来光の滝」に行ってきました。
いつものように、滝から渡ってくる心地よい風を受けながら今日の御来光の滝を実感し満喫しました。帰り間際おいわさんが唐突に「予定外ですが今から石鎚山に行きませんか」と提案。「はい、行きましょう」と即答してから、「どのルートでいきますか」「時間的に大丈夫でしょうか」、「土小屋から長尾尾根駐車場までどうします」と聞くと「愛大小屋経由で行きます。あとは、なんとかなるでしょう」というような答えが返ってきました。さすがに、おいわさんは身体だけでなく、精神的にも鉄人です。突然の提案で、初めて御来光の滝に来たときの滝から愛大小屋までの這い上がりを再び体験でき、しかも、未経験の愛大小屋経由で石鎚山まで行くことになるなんて。実は心密かにこのコースをいつかは行って見たいと思っていました。おいわさんに改めて感謝です。

今日の御来光の滝。虹もきれいでした
急峻な坂を這い上がって標高が上がるにつれて笹が深くなる。数メートル先のおいわさんを見失わないようにやっとついてゆく。3年前に初めてここを通って御来光の滝に行った時のことを、2人で鮮明に思いだした。あの時コースを外れていることがわかり、2人で手分けして必死に道を探し、やっと赤テープを発見してコースに戻れ滝に行くことができたのである。
途中で見えた石鎚山南尖峰と墓場尾根。おいわさんが紅葉の頃に御来光の滝経由で、あそこに這い上がりませんかという。「はい」と返事する。北沢コースと呼ばれているらしいが道があるわけではない。
滝から1時間で愛大小屋に到着。さすがのおいわさんにも疲れの表情が見えていた。
おいわさんと這い上がったザレ場が見える。御来光の滝から谷を遡上し、ここ経由で石鎚に行くコースは「おいわさんコース」と呼ばれている。
   
石鎚山(弥山)から二の森、天狗岳。私のそばで小学生3,4年生ぐらいの男の子が「天国みたい。お空を飛んでみたい」と話していたのが印象的。子供の素直な表現力って素晴らしい。
石鎚山上から土小屋まで1時間30分で下山。途中、優雅に宙を舞うアサギマダラに何度が出会った。仁淀川の源流域らしい神秘的雰囲気を感じる。土小屋から車を置いてある長尾展望所駐車場までは約3q。徒歩で50分はかかる。足はもう疲れ切っていたが仕方なく歩き始めて5分余り。愛媛ナンバーの車が通りすぎてから急ブレーキをかけて止まってくれた。

中から「乗って行きませんか」と親切に声をかけてくれ便乗させていただいた。感謝感激雨あられ。普通はここで終わりになるのだが、ここからが凄い。

車中で色々と話していると、その方が「おいわさんという方が駐車場からのコースを広めて・・・」と切り出してきた。「この人がおいわさんですよ」私がいうと、びっくりして後部座席のおいわさんを振り返っていた。それから、話が弾んでその方が「御来光の滝方面からの石鎚山への這い上がりコースはいくつかあるが、北沢コースが難易度が最も低い」と話された。思わずおいわさんと顔を見合わせた。今度紅葉の頃に2人で挑戦するコースなのである。

その話をすると後で地図などの資料を送ってくれるということになった。そのほかにも色々な情報を頂いた。本当にありがとうございました。それにしても奇遇である。おいわさんは、このようなドラマがあることを、御来光の滝で予感していたのであろうか。

8月18日のおいわさんの記録

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