高瀑(たかたる)(西条市加茂川水系)

高瀑 たかたる 



 

滝メモ

高瀑の滝 2004.10.11
高瀑(たかたる)は愛媛県加茂川水系にあって、御来光の滝(仁淀川水系)とともに、石鎚山系の名瀑の一つである。崩落して行き止まりの林道を経て登山道を、新緑や石鎚山系の残雪を眺めながらかなりハードな道を歩くこと2時間半。 「急に目の前が開けて明るくなり、高瀑(たかたる)が目に飛び込んできた。明るく広い空間と滝の高さに圧倒される。思わず「おー凄い」と叫んだ。まるで天界から静かに降り注ぐような滝である。空腹や登山の疲れも忘れて座り込み暫く滝を眺めた。 源流部に近く、元々水量は多くはなく、しかもあまりにも高い(落差132メートル)場所から落下し、途中で水が飛散するためか普通の滝のような轟音は聞こえず、さらさらと優しく落ちて来るように感ずる。少しの風で滝がたなびき、飛沫も霧状となって風に流される。少し風が吹けば刻々とオーロラのように表情を変化させ見飽きることのない名瀑である。